宮ノ杜雅

仕事が忙しくなったためちょっと間があきましたが、５人目は末っ子雅でした。
今回は、正月イベントがなくてちょっと残念。
ただ、同じ正月イベントがないにしても進と違ってあんま殺伐としてなかったから、まあ良かったかなと。
ある意味殺伐としてますがね…。
でもそれは正月だけじゃなく、雅ルートが全体的にそんな感じだからあまり気にならなかったです。
あと、殺伐としてるけど、にやにやしてしまうというか青春かこんちくしょーな場面も結構ありましたし。笑

それと、ちょっと思ったんですが、このライターさんって、一番年下は頭が切れるっていうイメージでもあるんですかね。
デスコネに続き、また今回も…だったので。
だからか、ラスボス(?)を楽しませるというか協定を組むというか、なところも同じだったし。
まあ、最年少が一番頭が切れるっていうギャップ好きなのでいいんですが！


※以下はネタバレありの感想。

末っ子だからか、自分が何のために生まれてきたか分からない雅坊ちゃま。
まあ跡取りには最悪次男までいればいいし、三男・四男は悪趣味な理由で生ませたとはいえ一応理由があって、五男は政界への足がかり的な理由だったことを考えれば、確かに一番理由が薄いといえば薄いのは雅ですよね。
なまじ兄弟の中で一番敏いが故に、そういうこともいち早く気がついたんでしょうし。
ただ、雅は精神と頭のバランスが取れてないというか、良すぎるぐらい良い頭脳の持ち主だけど精神が幼いから何かこう言動がちぐはくしてましたね。
おとんはそれを「まだ子どもだ」と言っていましたが…そりゃそうだろう、だって１６だもの。


○４月～１０月
→ほのぼのした前回の藪入と違って、雅の場合、なんぞこれ状態だった。
だって、家に来たのに、僕が当たりだったんだ、って言って扉閉めるし。
何のために探してたんだ、あんた。笑
まあ助けてもらえたので良かったですが。
でもあれは助けたというか何と言うか…確かに助けられたけど微妙な感じ。
あ、けど、お礼にといってご飯食べに来た時に、最後、おいしかったって言っておいては可愛かったです。
最初の頃はきついだけだったけど、仲良くなってからは、主人公に振り回されて段々可愛くなってきたし。
苛っとくること言うし、きついこともばんばん言うけど、雅坊ちゃんは不意に可愛くなるから困る。
あと、舞踏会の例のあれは勿論、吃驚でしたが、それ以上にその後の雅坊ちゃんの反応にたまげました。
律儀にも程がある(雅と律儀っていうと何か合ってない感じですが)

○１１月～３月
→人前でうっかりキスしたからって結婚を前提に交際を、って考える坊ちゃま、ぱねぇ。
平助も言ってたけど、そこまでしなくてもいいと思うよ。
まあこれがもし主人公じゃなかったら、そんな考えにも至らない、というかそもそも踊ってすらいませんね。他ルートで、おタエちゃんが手も握らず、近づかずの状態で踊ったとか言ってましたし。…ぶっちゃけ、それ踊りって言わないと思うんだが。
ただ、雅にとって付き合うとか好きっていうのは良く分からない＝結婚と専属使用人って何が違うの？な感じなので、それもしょうがないのか。いやでもその２つ明らかに違うと思うんだけどな。
おとんがおとんだから結婚って何？なのは分かるけど、それにしても、知らなすぎじゃなかろうか。
とはいえ、もっと人間関係について知ってたら、慌ててそれ関係の本読み始めたりしないでしょうが。笑

そういえば今回、今まで１番隠しが出っ張って来てましたね。
ていうかあれ偽名だったのか…そこは本名かと思ってた。いや、あの同じ字があるから身内だってバレバレだろ的な気もしたけど、そこはほら昔みたいに、自分の字を与えるみたいな感じかと(どんだけ昔だ)
というわけで、隠し＝おとんの子どもだったわけですが、まさか隠しと共謀するルートがあるとは…。あと、さり気に、隠し＝おとんの子どもってのが本人のルート以外で明言されたのも吃驚。そこは匂わす程度かと思ってました。
ていうか、おとんは子どもに殺されたい、というかそこまでして当主に就きたいと思わせる者に継がせたいと考えていると推理したからって実際に暗殺者雇っちゃう雅さま、これまた、ぱねぇ。
普通出来ないよ。さすが、おとんと千代子さんの子ども。
…千代子さんも何気にすごかったもんな。はんなり大人しめ美人かと思いきや、目的のためなら息子拉致る手助けしちゃうし。てっきり、雅のこと大事にしてるかと思いきや、息子と思ったことない発言したし。
最後は、自分が息子と認めないかんかったみたいなこと言ってましたけど、それにしてもちょっと時間かかりすぎてるような。
一緒に暮らしてるならともかく、ずっと離れてたからしょうがないといえばしょうがないんですが。
けど、「母親」っぽくない点ではサナ枝様に次ぐかもしれない。こっちはまだ未来があるからいいですけど。
それに、そうまでして自分の道を進もうとしたのに結局は、おとんと自分の父親に振り回されてただけってのは何とも切ない。
最後の最後でやっと自由の道を歩けてたからいいんだけど、それまでにかかった時間を考えると、確かに息子を足止めしてまでそれを渇望したのも無理ないかもしれない。
まああれだ、今後は主人公と仲良く店をやりながら、雅と主人公の２人が仲良くしているのをにこにこ笑いながら見ればいいと思います。あと、まだ全然若いから再婚とかしてもいいんじゃないかな。

おとんは今回も色々とお邪魔虫でしたが、前回が酷過ぎたので特に気にならなかったです。少なくとも、お前ふざけんなよマジで、と切れない位のレベル。
隠しは、前回とがらっと変わって何ともヘタレな印象でしたね。
弱味握られてるし、何だかんだいちいち命令聞くし、へたれだし。もしかしたら、このルートが一番隠しのヘタレさが分かるやつだったかもしれない。
茂ルートの隠しはそれこそもう本気でムカついたんですが、雅ルートのようなヘタレな隠しだったらいいと思います。
雅は、エンディング後も主人公に振り回されてるようですけど、そんな雅が可愛いので、私的にはもっとやれといいたい。
雅を振り回す、小悪魔(?)な主人公も好きですし。
というか何だかんだ言いつつ最後には素直に自分の気持ち言っちゃう雅坊ちゃま、可愛すぎる。


そんなこんなで、次は次男の勇にいきます。