アレック

６人目はアレックさんでした。
これで残るはあと一人…と思ってたんですが、アレックさん攻略した後、隠しっぽいキャラのルートが開いたようなので、残りはあと２人です。
といっても、いつもの如くこれ書いてる時点でセルジュも攻略しちゃってるわけですが。
セルジュについては次の記事に書きますね。

アレックさんは、何というか設定が一番鬱でした…。
過去が重すぎる。
だからgoodにしろbadにしろ、どん底からは救われてるので良かったねと思うわけですが、その分このルートはオズウェルが切なすぎて何かもうどうしようもない。


※以下はネタバレありの感想。

補給班の運転手アレックさん。
と思わせて実は、先の大戦における王国のエースパイロット。
まあ何となくパイロットっていうのは分かってたんですが、まさかエースだったとは(このゲーム、こういうの多いな)
ただ、部下をなくしてる＝グリュンフォイエル(ヨハン)に撃墜されたのかと思ってました。
違ったんですね。
帝国関係なく、普通にテスト飛行中の事故だったのか。
それにしてもあのＣＧがまた余計に鬱にさせるなぁ…。
何あの惨状。あんな状況になって、よく狂わずにいられたなと吃驚です。

なもんで、アレックルートはそんな過去を克服する話でした。
本当はまた空を飛びたいけど、色々な葛藤があって飛べない。飛ばないじゃなく飛べない。
ゲーム内でも言われましたが、この違いは大きいよなぁ。
でも、主人公が自分のために飛行機を整備するということを知り、勇気を出して一歩踏み出すと。
…正直言うとちょっと克服するの早すぎな印象ですが。
いや飛行機から離れていた年数を思えば早くないんですけど、主人公の思いを知った翌日にもう飛ぶってのがなんかこう…早くないか？
緊急事態だったとはいえ、もやもやが残る感じ。
あと、アレックさんが昔乗ってた飛行機の設計図を見せてもらったその翌日に、何でもう改良したやつが出来てるんだろう。
殆ど寝ずにやったとしても、やっぱり早すぎじゃないか？
とあれこれ言ってますが、これ、地の文の表示では「数日後」になってたから、本当は数日経ってるのが正解なんだろうな。それだとまあ翌日程もやもやはないし。
何で各キャラの台詞では翌日なんだろうか。統一しようぜ！
ついでに言っちゃうと、空飛んだ後、アレックさん＝王国のエースパイロットが戻って来たって帝国も知ってるだろうからって、アレックさん言ってましたけど…いつ知られたの？
確かに帝国側の飛行機２機撃墜したし、１機は帝国に戻ってたけど、その戻ったパイロットがどうしてアレックさんが乗ってたって分かるのさ。
グリュンフォイエルみたいに飛行機に目印ついてれば分かるだろうけど、それもないし。
…そこらへん、ちょっと分からなかったな。

あ、別にこのルートが嫌いなわけじゃないですよ。
上のはあくまで少し気になっただけですから。
アレックさんとヨハンがライバルだったこととか、言葉を交わさなくても近しいものを感じた、あれを友と呼べるならそうなんだろう発言とか、空に残していたものがある＝ヨハンとの決着とか。そういう展開好きですし。
ヨハンが来る時は気配で分かるっていうのは、ちょっとどうかと思ったけど(笑
で、帝国への侵入決行の日、上に書いたようにヨハンが来る気配がしたので、主人公としていた一緒に行くという約束を反故にして、一人で飛び立つアレックさん。
goodかbadかでこの後の展開が変わります。


goodend
→アレックさんの前で泣かないよう我慢していた主人公に、彼が飛び立った後もう泣いてもいいと言うオズウェル。
それでも、泣いたらアレックさんがもう戻って来ない気がすると泣かない主人公の目元をオズウェルが手で覆う。ここ、スチルあります。しかも、EDで出てくるスチル。
EDで見る度に、このスチルはどこで出てくるんだと思ってたら、ここでだったのか…。
アレックさんの方はというと、予感があたってヨハンと対決。
互角の争いが続く中、自らの飛行機の一部を犠牲にすることで何とか勝利。
この後、無事帝国に着いたようで、他のルートと同じく帝国でクーデターが起きて戦争開戦を免れます。
が、二年経っても戻って来ないアレックさん。
その間に司令はやめ、副司令は司令になり、辞める人や異動する人もいたそうです。…誰がいなくなったのか、非常に気になったんですがそこまでは出ませんでした。残念。
主人公やオズウェルも、何度も異動(出世)の話が出てるらしいけど、それを全部断る２人。
主人公は戻ってくると言ったアレックさんを待つために、そしてオズウェルはアレックさんがいない間主人公のことを頼まれたから。
らしいですけど、多分自分が放っておけないのもあったんだろうなと思います。
ああもう、オズウェル切ないな。
で、何年経ってもアレックさんを待つと言う主人公と、それなら自分もずっと約束を守ると告げるオズウェル。
そして、そんな２人の前に戻ってくるアレックさん。
正直、２年の間何してたんだお前とか、せめて連絡ぐらいしろよとか思いましたが、まあ無事戻ってきたからつっこまずにおきます。気になるけどね！
もう放れないとのことなので、２年分まとめていちゃこらすればいいんじゃないかな。


badend
→主人公をおいて、ヨハンとの決着をつけに一人で飛び立つのは同じですが、こっちでは負けます。
空を飛びながら飛行機の中で死ねるなら、パイロットとしては幸せな死に方だとか言ってますが、ちょっと待って。
アレックさんが戻って来なかったら、主人公ずっと待ち続けるから！オズウェルも約束守ってずっと傍に居続けるから！
とか思っても、まあbadなのでムリなんですがね。
アレックさんをいつまでも待ち続ける主人公と、主人公を想いながらも何も言わずただ傍に居るオズウェルのことを思うと、切なくなりました。
とにかくこのルートは、オズウェルの切なさが半端ない。


そういえば、昔のアレックさんの写真がどう見ても「イエーイ」って言ってるようにしか見えなくて、あれ見る度に笑いが込み上げました。
重たい話してても、あれ出てきたらもうどうしようもない。
副司令、真剣に話してるのに。と思いながら笑ってました。うん、ごめんよ。


そんなこんなで、次はセルジュです。