クラウス

ヨハンをやってから大分時間があきましたが、久しぶりに「風色サーフ」やりました。
３人目は副司令のクラウスです。
今のところ、オズウェルのところで書いた気になる順通りですね。

クラウスは…設定は好きだし、年の差も気にはならなかったんですが、最後がちょっと…。
goodendが一瞬badかと思いましたよ…。
オズウェルとヨハンはgoodだと恋愛も戦争の方もそう大事にはなってないのに、どうしてクラウスはあんなendなんだろう。
主人公の両親が苦い顔しながらも認めるとかいうシーンを想像してただけに、吃驚しました。


※以下はネタバレありの感想。

クラウス＝昔、人形をあげたおじさんというのはバレバレでしたが、「クーおじさん」には驚きました。
何だ、その可愛い呼び方。
「クーおじさん」が言った「踊りませんか」もおかしかったし。
最後の方の「小さいお姫様」発言もびっくりしました。
でも、そんな、副司令の時と「クーおじさん」の時のギャップが好きです。

クラウス編は、クラウスとの恋愛というよりは、クラウス＝クーおじさんだと思いだす→昔の話を聞く→クラウスの役に立ちたいと頑張る感じ、でしたね。
お互いが好意を持ってることは分かってるし、主人公も「おじさん」としてじゃなく一人の男の人としてクラウスを見始めてたんだけど、それが明確な形になる前に終わってしまった、という印象。
それに、クラウスとの関係よりも、トゥーフォンのスパイっぷりが目を引いたというか。
他の２人のルートだとそうでもなかったトゥーフォン＝スパイが今回はかなり前面に出てて、それに加えてカレンとのこともあったので、何だか余計にそっちの印象が強かったです。
いや、それにしても今回のトゥーフォンはホントにすごかったですね。
ちゃんとスパイっぽかったし、悪い顔してた(笑
でも、あの後、結局どうなったんでしょうね。
銃殺？でも、情報教えてるし、禁固の刑とかになるんだろうか。
もし銃殺のままだったら、主人公といいカレンといい、何か扱いが釈然としないなぁ。

クラウスに話を戻すと、トゥーフォン関係以外でも、個別ルートに入る前、ルカの正体が分かったり、コリンの酒癖がやばかったりと、主人公が他のことに気をとられまくりでしたね。特にルカ。
そう考えると、クラウス編は今までのルートと比べて、外野に邪魔された(というと言葉がひどいですが)話でした。
勿論、その度にクラウスは気にしてましたが、でもあくまで陰で見守る感じなので、やっぱりどうしても「保護者」な印象の方があります。
戦いの前日の２人はそんな感じもあまりなかったですけど、すぐ後にあれだったしなぁ。


goodend
→帝国側が王都を爆撃するようだということで、ルカ＆コリンが出撃。
でも向こうの機が圧倒的に多いため、クラウスも主人公が新しく作った飛行機で出ることに。
主人公も、「自分が作った飛行機」を信じてくれてるクラウスを止めたりせず、整備士として送り出します。
で、その後は飛行機での戦闘のシーン。
帝国側にはグリュンフォイエルもいて、クラウスと対峙してました。
そのグリュンフォイエルの攻撃で、主人公が昔あげた人形(クラウスにとってのお守り)が外に投げ出され、それが示唆したようにその後すぐクラウスも爆弾を積んだ飛行船につっこみ墜落。
それを見たグリュンフォイエルたち帝国軍が引き返したため、ルカとコリンは無事戻って来ましたが、クラウスは戻って来ず。
司令にクラウスが殉死したことを告げられ、更に預かっていたというクラウスからの手紙も受け取ります。
…結局、王都は無事で、帝国の皇帝もその後は亡命したとかで国自体は平和になったけど、でもこれって他の２人とあまりにも違いすぎる気が。
何でクラウスだけ、goodでもbadでも殉死なんだろう。
また、最後の最後で主人公がクラウスの「妻」となってたのもちょっとなぁ。
確かに、あのままいけばそうなってただろうけど、プロポーズをされたわけでもない人のもとに、その人の死後嫁ぐのってどうなの。
指輪渡されてたとかプロポーズされてたとかだったらまだ分かるんですが、上に書いてるように、まだ２人は恋愛が始まったばかりの段階でしたよね。
それで嫁ぐって…よく、クラウスの家の人も許したよな、とビックリです。


badend
→ルカ・コリン・クラウスが出撃するのは同じだけど、食い止めることができずに王都が爆撃されることに。
更にその次に狙われたのがロビュ基地で壊滅状態とのことなので、主人公たちも死亡、でしょうね。
goodと違って文章だけだったのでどういう様子だったかとかは分かりませんが。
でもこっちの、クラウスが出撃する時に止める主人公と、それを宥めるクラウスは好きです。
おじさん、行かないでと叫ぶ主人公が特に良かったな。
goodの、整備士として振る舞う主人公もいいんですが、個人的にはこっちの引きとめる主人公の方が好きです。


やり終えて、色々ともやもや感が残るルートでした。
最後までは良かったんですが。
親方が大吟醸出してきたとことか笑ったし。
クラウスがコリン＆ルカに課外授業をしたシーンや、主人公を軍に関わらせまいと決めていたクラウスが主人公の意思を尊重しなければと気付いたシーン、親方が「後継者」と認めてくれたシーン等は良いなと思いました。
だからこそ余計、あの終わりはちょっとなぁと思うわけですけど。

でもまあ、何はともあれクラウスをクリアしたので、次はコリンにいきます！