隠し

アムネシア、最後の１人は隠しキャラのあの人をやりました。
今まで散々この人には酷い目に遭わされたわけですが、本人ルートも色々と凄かった…。
ていうか、このルートでの主人公の死亡率ぱねぇ。
死亡してなくても、例の壊れたお兄さんが仕出かしてくるし。
５人中２人が病んでたり壊れてるって改めて考えるとやばいな。

あと、全部のＣＧ+全ＥＮＤ見たのでコンプ記念CG２枚getと、キャラ視点での小話が見れるようになりました。
ただ小話の方がなぁ…付き合う前だから微妙っちゃ微妙。
折角のコンプ記念なんだから、もうちょっと甘くても良かったんじゃないでしょうか。
特に隠しキャラなんかは幸せな時の記憶というか、それこそ出会った時の小話に何故しなかったのかと聞きたい。


※以下はネタバレありの感想。

今まではbadとはいってもそんなにすぐエンディングを迎えるわけじゃなかったんですが、今回は初日から主人公死亡ENDあってビックリしました。
その後も度々訪れる死亡END。
ただ今までと違うのは、隠しキャラもといウキョウや、トーマに殺されるんじゃなくて事故→死亡があったこと。
勿論、ウキョウに殺されるパターンもあったんですが、爆発事故に巻き込まれたり橋だか道路だかの崩壊事故に巻き込まれたり、なんてのは初めて見ました。
何で今回に限ってそんなことが起こったのか。
それはこの世界では、主人公は８月１日に事故に巻き込まれて重体→２５日に死亡するからなんだとか。
つまり、上記の「初日から死亡END」が、本来主人公が辿る筈だった道らしいです。
でも、ウキョウの助言により主人公がその未来を回避したから、本当なら死ぬ運命の主人公が生きている＝世界に綻びが起きたため、それを修正しようと２５日までに主人公が死ぬように「世界が主人公を殺しにかかる」と。
何だか、とあるゲームを思い出させる展開ですね。
因みにウキョウが何故それを知っているのかですが、既に一度この世界で同じ体験をしているからだそうです。
この世界で、主人公とウキョウは偶然出会って再会して、付き合うようになったけどそれからすぐ主人公は死んでしまった。
ウキョウはそのことに耐えきれなくて、もう一度主人公に会うために「主人公がまだ生きている」世界に移動した。
だけど、どうしてか、ウキョウと主人公が存在する世界は今の世界以外はない＝ウキョウは別の世界ではイレギュラーなため、これまた世界がウキョウを殺しにかかる。
何度も死んで、それでも主人公を求めてまた違う世界に行くウキョウはその内壊れてしまったと…まぁ、そらそうだわな。
楽に死ねればまだいいけど、ウキョウの言葉からして相当惨い死に方ばっかりだったっぽいし。
何度も何度も辛い死に方をしていれば壊れるのはしょうがない。
その結果、「自分が死ぬ前に主人公を殺して生きる道を作ろう」とする別人格が生まれてしまったのは何とも皮肉なことですが。
しかも、主人公を殺して自分が生きる道が出来たとしても、本来のウキョウがそれを後悔して、また主人公に会いに違う世界に行くから、結局どうしようもない。
本当に、よく諦めなかったな、ウキョウ。すごいわ。
まあ、事情知らない時のウキョウの言動は正直ギャグとしか見えなかったわけですが。
だって納涼祭に行くだけなのに、ありとあらゆる死に方心配してるし、店長に日本の祭りはそんなに危なくないって突っ込まれてたし。
そういえば今回の店長は優しい人と思いきや真っ黒でしたね。
殺しますよとか駆除するとか平気で言うし…後者は是非お願いしたかったですけど。
あと、この世界では今までのメインキャラ全員が冥土の羊で働いてて仲良しなのが良かった。あのリカとも親友だったし。
ウキョウも珍しいと言ってたけど…そうかー、仲良い時のリカはこんな感じなのか。ずっとこんな感じなら良かったのに。
とはいえ、イッキファンクラブのメンバーは相変わらず性根腐ってましたがね。
トーマルートでリカが怖くなったって言ってた意味がちょっと分かったわー。
いくらリカが止めても、こういう好き勝手するのが出てくるとどうしようもないわな。
会長という立場だから治めきれなかったリカに全く非がないとは思わないけど、それがどれだけ難しいことかも分かるし…今までリカにきついこと言ってたのを少し反省。
崖から落とされた恨みは消えませんが！

それから、ウキョウが色んな世界を行ったり来たりできていたのはオリオンの主のニールという神様に力を借りていたからだったんですが…正直、これが元凶な気がしないでもない。
ていうか、過去に巻き戻せるなら最初っからそうしてればウキョウも壊れずにすんだんじゃ…。
めちゃくちゃ力使うことだとしても、殆どパワーなくなった状態でできたわけだし。
あと、本人が自分が力を使った人間は幸せにならなかったって言ってたけど、まさかイッキの願い事聞き入れたのもニール？
もしそうなら、ホントろくなことしないなこの神様。
願い事を聞き入れてもらってる方ではあるけど、それでもそう思ってしまう。
つまり、神様が下手に人間に力を貸すのはダメだって訳ですね。


GOOD ENDING
→25日を過ぎても主人公が生きる姿を見たことで満足して終わりを迎えようとしたウキョウを主人公が引き留めて、一緒に生きることを決めた２人。
…正直、日付が変わるまでのあの数分のところはギャグとしか見えなかったんですが(だって一人で殺そうとしたり止めようとしてたから傍から見てたらおかしいとしか思えなかった)自分の胸を刺した後の台詞は良かった。
会いたくて、もう一度笑いかけてほしくて、だけどその願いのために他でもない主人公を殺し続けたってなんかもう切ないよなぁ。
しかもそれだけじゃなくて、自分じゃない誰かと幸せになってる姿を何度も見続けてると考えたら切なさ倍増。
それでも、例え自分に向けられなかったとしても、主人公が笑っていればいい、幸せでいればいいと思えるまで一体どれだけの世界を行き来したのか。
最初の頃は、それこそ何で自分と主人公が出会える世界がないんだと絶望しただろうな。
シンたちと一緒に生きる世界はたくさんあるのにって。
何度も何度も主人公を手にかけたことはなかったことにならないけど、辛い思いをしながらもずっと主人公を求め続けたウキョウに幸せになってもらいたいものです。
そういや、人間と関わりすぎたからと、オリオンとニールは「人間」になる罰を受けたみたいですが、この先また出会うことはあるのかな。
何だかんだオリオンは主人公の良い代弁者で時に癒しをくれる大事な相棒でした。
ありがとう、オリオン。

NORMAL ENDING
→死なずにすんだ主人公がウキョウを許すことができなかったため、ウキョウが消え去る結末。
選択肢までの間に、主人公は既に許すよと言ってた気がしないでもないですが、まあ後から考えが変わるってよくある話だよね！
優しい友達に囲まれて幸せな筈なのに、どうしようもない喪失感を覚える主人公。
ウキョウの記憶を失っているけど、心のどこかで覚えてるんでしょうね。
この先、主人公が幸せだと思う日はくるのか疑問です。

BAD ENDING
→世界に殺されたり、ウキョウに殺されたりで、７つのバッドがあります。
その内１つは唯一主人公が生きてるだろうエンディングだけど、またお前かのトーマ監禁エンド。
イッキファンに嫌がらせされてると言った時のあの雰囲気の変わりようはさすがとしか言いようがない。
すぐに調べて、主人公にもっと酷いことしようとしてると知ると主人公を守るために監禁の流れも鮮やか。
そういや、部屋にあったアレ、本人は誤魔化してたけど嫌がらせしてきた子たちの血ですよね絶対。
だってトーマだもの。それぐらいはするさ。
だけど今回だけは、そんなトーマにグッジョブといいたい。
人を社に閉じ込めて花火で攻撃して、挙句に社に火がついたら閂あけずに逃げやがった奴らは、何されても文句は言えないと思います。
逃げ去る時、私たちは悪くない、あんたが悪いのよとか言ってたしな。
出来れば、トーマバッドだけじゃなく、全部のエンドでトーマかウキョウにやってもらうか店長に駆除してもらえたら良かったのに。


というわけで、アムネシア、珍しくさくさくコンプできました。
全部の選択肢選んだ訳じゃないので見てない会話とかありますが、これにて終了とさせて頂きます。
思った以上に主人公死亡率高かったり、病んでたり壊れたりしてる攻略対象がいて驚きましたが、何だかんだ先が気になるゲームでした。
まあ、次はどんな殺され方されるんだろうとか、今度はどんな病みっぷりを見せてくれるんだろうという乙女ゲームらしからぬ好奇心からでしたが。
最後までイッキファンに苛々したのが残念というか、あの子らが心の底から謝罪する展開を是非見たかったんですが、今回のルートでリカの良い部分が見れたのでそれだけで良しとします。…でも、復讐したり悔い改めさせるルートも欲しかった。
珍しくお気に入りのキャラは出来なかったですが、所々いいなと思うセリフや場面があったので良かったです。
とりあえずFDのレイター買ったので、このまま次はレイタープレイします。
誰か好きキャラ出来るといいな。